ACDFに参加する事はすばらしい体験でした。マレーシアのコンテンポラリー・ダンスを国際的に紹介できた事と共に、日本や他のアジアの地域のコンテンポラリー・ダンスがどういったものであるかを知る事ができました。これはACDFのプログラムが可能にした事だと思います。日本のダンスボックスは、多様なダンスをプロフェッショナルな環境で観せるという点で特別な存在です。彼等の存在があって、若く実験的なアーティストがその表現を深める事が出来ていると思います。また、より見識のある観客を育てているという点においても、その活動はとても重要です。
ダンスボックスが今日のような活動を本格化するまでは、韓国において日本の、特に関西のアーティストの舞台を観る機会は稀でした。しかし、現在ではダンスボックスと大谷プロデューサーの御尽力により、例えば[北村成美]や[砂連尾理+寺田みさこ]といった優秀なアーティストの公演を韓国でも観られるようになりました。またACDFはアジア地域のアーティストが一同に会するという点で、すばらしい交流の場として機能しています。これからも頑張って欲しいと思います。