どういうダンスをやっているんですかと聞かれた時、バレエやヒップホップやジャズダンスといった既成のジャンルでない事を伝える為に、よくこんな答え方をしています。
「例えば電話を取る時に、こう受話器を掴んで耳の方に持っていくでしょ?この手の動き一つは別に何でもない日常の仕草だけど、これを3倍速で3回連続で繰り返したら一気に不自然に見えるじゃん。こういうところから動きを作っていったりしてる」
バレエをやったことなくても電話を取ったことのない人はいないでしょう。ダンスというと専門の人しか入れない様なイメージがありますが、動きの可能性なんて誰だって持っていてそんなに特別なものじゃないんです。
お客さんの癖やよくやる仕草を聞いてそこから発展させた即興ダンスをその場で作ったりしてるんですけど、そういうちょっとした身近な所作一つを大事にするところからダンスって始められるんです。ダンスへの距離って意外と近いですよ。
ホナガヨウコ
Honaga Yoko
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東京生まれ。企画・パフォーマー。芝居や舞踏やレスリングを経て、音と体のセッションを中心とした「音体パフォーマンス」の企画公演を行っている。10/29〜30「踊りに行くぜ!!大阪公演」に出席の為、来阪。
http://www.honagayoko.com/
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