remo(NPO法人記録と表現とメディアのための組織)は、美術の範囲のみで“映像”を扱っているのではない。
まず、周りを見渡してみてほしい。ビデオ・DVD・HDレコーダといった映像を“記録する”モノだけでも激しい勢いで発展している。この他、CDやMD、MP3プレーヤーといった、音の記録・再現機器、またパーソナルコンピュータ上での作業はもとより、留守番電話、日記、カメラなどと数えてゆけば、私たちは日々恐ろしいくらいに“記録”を続けていることに気付かされるだろう。しかし一方でこれらに対し、ヒトがどのように接するべきなのかを語られることはほとんどないままで、半ば技術の渦に巻き込まれ、溺れそうになってしまっているのも現状である。
remoは、それら技術を用い表現する人々(アーティスト)と、産業や教育といった社会活動との接点を探る研究機関である。と同時に、アーティストの表現手法がこの渦を乗り越えるための指標となることを願って、その活動をサポートする双方向的支援機関なのである。

 

4F-410
運営:NPO 記録と表現とメディアのための組織
   record, expression and medium - organization
tel.+fax. 06-6636-7737
e-mail info@remo.or.jp
URL http://www.remo.or.jp/

 

 
現在見受けられる多種多様な映像表現[post movie]が、歴史的にどのような系譜として位置付けられるのかを探りつつ、さらに活用される状況を創出することを目的としたプロジェクトです。
remember 3rd Monday

映像表現のプレゼンテーションの場として、毎月第3月曜日に開催している上映会
wallstream   インテリアとしての映像を提案する実践プロジェクト
New Visionaries 研究会   実験的映像を公開するとともに、映像史を再検討していく研究会
mobilevision   携帯電話で撮影された映像をアーカイブし、“個人の映像”に潜む新しい表現文法を発見するためのプロジェクト
workshop   アニメーションワークショップなど、子ども向けのものから専門家まで、映像を表現手段として使いこなすための様々なプログラム展開
remoscope   remoが考案した、“リュミエールルール”という6つの限られた条件で撮影した映像作品によって、このメディアの本質を改めて見直そうというプロジェクト
 
あらゆる技術・手段を、個々人にとって不可欠な「メディア」としてとらえなおすことからはじまり、様々な試みを通じて文化を耕すことを目的とする実験的なプロジェクトです。
Alternative Media Gathering   「もうひとつのメディア」をつくること、その有り方を模索する人々が集い、情報交換/交流するための場
workshop design workshop   「ワークショップ」の実践者らが集い、そのデザインの検討/情報収集/研究を行うための場
 
主にコンピューターなどを用い、既成の音楽の概念にとらわれることなく、より純粋に「音」をメディアとしてとらえた表現を行う活動を紹介・研究・実践するプロジェクトです。
Lecture   サウンドに関するレクチャーの開催
SoundAct   国内外のアーティストの紹介