■興味を持つ >> 演劇やダンスの公演のチラシのクレジットを、一度ゆっくり眺めてみてほしい。作者・出演者はもちろん、音響・照明・舞台監督・舞台美術・衣裳・チラシやパンフレットのデザイナー、などなど。公演の全てを取り仕切る事務系の仕事に制作(アートマネージメント)もある。 舞台に関わる仕事は実に多種多様だ。そんな「舞台の裏側」を知ってもらうため、バックステージツアーや裏方WSを実施している劇場も多い。ArtTheater dBではボランティアスタッフとして、その裏側を学ぶ場がある。
■手伝う >> ボランティアスタッフの仕事は、実に多岐に渡る。パンフレットにチラシを挟み込んだり、受付で案内をしたり、といった「制作」関係の仕事。照明・音響といった技術スタッフのアシストをすることもある。場面転換で舞台に上がることもしばしば。2003年のACDFでは、キム・ヨンヒ(韓国)が舞台に敷き詰めた200kgの「塩」を、次の出演者のために片付けしなければならなかったことも。
■興味が深まる >> 手伝う内に、舞台の裏側にある、観客には見えないさまざまな作業が見えてくる。すると、自然とそのさらに奥に興味が涌いてくる。「倉庫から観る舞台は面白い」とdBスタッフの竹ち代毬也。ダンサーでもあり、ボランティアスタッフたちのお兄さんでもある彼ならではの言葉だ。
■作りはじめる >> さて、dBスタッフになぜここに至ったのかを聞いてみた。「WSに参加していて、舞台の全部を見たくなったので」(森本)、「大学で舞台芸術を研究していたとき、その先生からdBを紹介されました」(塚原)「自分の舞台のために照明を勉強したかったから」(竹ち代)と経過はいろいろだ。しかし、自分の知りたいこと、やりたいことは明確だ。
WS >> ワークショップ。舞台芸術などで、組織の枠などを超えた参加者により行われる研究会・講習会、または作品製作の場。
ACDF >>アジアコンテンポラリーダンスフェスティバル。2001年より年一回開催している、大阪市とNPOダンスボックス(2001年当時はダンスボックス実行委員会)による共同プログラム。これまで、7つの国及び地域からダンサーが参加した。今年も8月6日〜10日にArt Theater dBにて開催。
SAP-Tourism* 「劇場」を利用する、ということ。 観客としての利用 >> ワークショップとしての利用 >> ボランティアスタッフとしての利用 >> ダンサーとしての利用 >> top >>
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